ハープ人名事典

ミハイル・グリンカ

近代ロシア音楽の父といわれ、国外で広い名声を勝ち得た最初のロシア人作曲家と云われている。まだロシアに音楽学校がない時代に音楽家を志し、モスクワでアイルランドの音楽家でピアノの販売も手掛けていたジョン・フィールドに師事して、主にイタリアやドイツで勉強。外国を回る内に愛国心が高まり、ロシアの最初の歌劇「皇帝に捧げた命」「ルスランとリュドミラ」などを作曲し、後にロシア国民楽派の父と呼ばれた。ハープの独奏曲として「モーツァルトの主題による変奏曲」、「ノクターン」がある。

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