ハープ人名事典

ジャン=バティスト・クルムフォルツ

ボヘミア出身の作曲家でありハープ奏者。ヤン・クシチテル・クルンプホルツという表記もある。楽器製作者とともに、ハープの改造や奏法に取り組み、それまでになかったハープのための作品を残した。ハーピストとしては実父に学び、作曲家としてはハイドン自身に対位法を師事した。ハープのソロ曲やフルートとハープのソナタを50曲と前奏曲を12曲、協奏曲を6曲残した。またハープの製造にも関与、強弱を使い分ける2種類のペダルを発明し、現在のペダルハープへと繋がった。だが、やはり優れたハーピストであった妻アンヌ・マリーの不貞と駆け落ちに落胆し、最期はセーヌ川に身を投げて自殺した。

もどる