ハープ人名事典

カール・ライネッケ

ドイツロマン派の作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者。作曲初期にはメンデルスゾーンやシューマン、ショパンの影響が顕著であったが、のちにはブラームス作品のもつ綿密さや堅固な構成力が加味された。創作数は出版作品だけで300曲を超え、未出版の作品を数えると千曲以上ともいわれる。保守的でいわゆるソロの際の見せ場などは嫌ったため、彼の死後は次第に演奏者のレパートリーからは外れて行ったようだ。様々な分野の曲を書いているが、「ハープ協奏曲ホ短調」がある。

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