ハープ人名事典

ブノワ・ジョゼフ・ポレ

フランスのハープ奏者、作曲家。ポレはベテューヌに生まれた。ヤン・クシチテル・クルンプホルツに学び、パリに没した。娘のマリー=ニコル・シモナン1787-1864は、皇后ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネのハープ奏者となり、孫息子のジョゼフ・ポレは1831年から1871年までパリのノートルダム大聖堂でオルガニストと合唱指揮者を務めた。代表作はデニーズ・メジュヴァン編の「ペダルのないハープのためのソナタ第2番」だが、このソナタは変ホ長調で書かれているが、臨時記号が一つもなく、エラールよって改良が行われる以前の古典的ハープの技術的限界が反映されていると云われている。

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