ハープ人名事典

ガブリエル・ピエルネ

フランスの作曲家・指揮者。音楽一家に育ち、17歳でパリ音楽院に入学。作曲と対位法をマスネに、オルガンをフランクに師事し、19歳でローマ大賞を受賞した。印象主義的な和声感覚と平明で甘美なロマン派的作風で知られ、代表作はバレエ音楽「シダリーズと牧羊神」。ハープにまつわる曲は、「ハープと管弦楽のための小協奏曲」「愛する国への旅」「即興的奇想曲」などがある。コロンヌ管弦楽団の指揮者としては、目利きとしても知られ、「ダフネスとクロエ/ラヴェル」「火の鳥/ストラヴィンスキー」など、新しい才能ある作曲家の作品を、多く初演したことでも知られている。

もどる