ハープ人名事典

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ

作曲家で、大バッハの次男。父の友人テレマンの作曲様式を継承し、古典派音楽の基礎を築いたと云われている。ハイドンやベートーヴェンらに影響を与えたという。彼が作曲した「ハープ・ソナタ」1762年はオリジナルのハープ作品としては最も古いもののひとつで、原本は「ハープのためのソロ」という。メロディーとバス・ラインの和音が添えられた小品集であるが、これを組み合わせたソナタとして、1940代にニーマンが刊行し、その後ツィンゲルやグランジャニー、ヴァイデンザウルなどがそれぞれ編曲を施した。小品を組み合わせてソナタにしているため、版によって楽章の順が違ったり、調が違ったりしている。題名表記もツィンゲル版では「SoloforHarp」となっている。

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