ハープ人名事典

吉野 直子

日本のハープ奏者。父の赴任地ロンドンで生まれ、6歳からスーザン・マクドナルドにハープを学ぶ。1981年に第1回ローマ国際ハープ・コンクールで第2位に入賞、1985年には第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少の17歳で優勝して、一躍その名を知られる。同年、アリオン賞も受賞。1987年には初のCD「アラベスク」を発表、人気が高まる。指揮者ではズービン・メータ、ジュゼッペ・シノーポリ、小澤征爾、クラウディオ・アバト、秋山和慶、ヴォルフガング・サヴァリッシュら、また室内楽では、ヴィオラの今井信子、フルートのジャン=ピエール・ランパル、ウォルフガング・シュルツといった錚々たる共演歴を誇る。

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