ハープ人名事典

フェリックス・メンデルスゾーン

ドイツロマン派の作曲家、指揮者、ピアニスト、オルガニスト。早熟の天才であり、一度見た楽譜、一度聴いた音楽を完璧に記憶する能力を有していたという。彼はバッハの音楽の復興、ライプツィヒ音楽院の設立など、19世紀の音楽界に極めて大きな影響を与えた巨人であったが、ユダヤ人の家系であったメンデルスゾーン家はドイツにおいて、謂れなき迫害を受けることが多く、反ユダヤ主義のあおりを受けて彼の音楽への貢献は過小評価されてきたが、今日では再評価の機運が一層高まりを見せている。ハープが登場する楽曲としては、「アタリ-」序曲がある。

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