ロシアの作曲家。海軍の軍人でもあった。作曲家のミリイ・バラキレフに才能を見出され、華やかだが客観的で簡潔な作風と言われる。ロシアの民謡・文学を題材にした作品が多い。管弦楽法の大家として知られ、その理論書である「管弦楽法原理」といった実践理論に関する著作をいくつか残し、なかでも和声学の教科書は日本でも広く知られた。ハープが登場する楽曲としては、ソロのカデンツァがある「スペイン奇想曲」、ハープには難度が高い「シエヘラザード」、そして「序曲:LaGrand」がある。