ハープ人名事典

アンドレ・カプレ

フランスの作曲者・指揮者。1901年に「ミュラ」でローマ大賞を受賞した。指揮者としては、ボストン・オペラハウス等で活躍。ドビュッシーの親友としてつとに有名で、彼の曲のオーケストレーション、編曲も手掛けた。ハープの独奏曲としたフランス風とスペイン風と題した「2つのディヴェルティスマン」、室内楽曲では「エドガー・アラン・ポー『赤い死の仮面』よりハープと弦楽四重奏のための幻想的な物語」を作曲。本曲は1909年にクロマティックハープのために書かれ、後に1924年に現在のペダルハープのために書き直された。第一次世界大戦に従軍し、負傷と毒ガスのために病み、亡くなっている。

もどる