ハープ人名事典

マルセル・グランジャニー

フランス人だがアメリカで活躍したハープ奏者・作曲家。8歳でハープをアンリエット・ルニエに師事。11歳でパリ音楽院に進み、アルフォンス・アッセルマンに師事し、13歳で首席となる。1913年にはモーリス・ラヴェルとも共演している。1926年に渡米し、1938年にジュリアード音楽学校のハープ科主任教授に選ばれ、没年まで教鞭を執った。1959年イスラエルで開催された第1回国際ハープ・コンクールにおいて、ピエール・ジャメが、ハープ奏者の国際組合の結成を呼びかけたが、グランジャニーはそれに呼応し、米国ハープ協会の設立に尽力した。代表作に、「ラプソディー」「秋」「子供の時間」などがある。

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