先にインタビューしたマイケル・ルーニー(マイケル・ルーニーのインタビュー記事ご参照)とその仲間たちが来日し、真夏の日本を縦断した。今回の楽旅は、松岡莉子のプロデュースにより、アイリッシュ・ハープのマイケル・ルーニーを筆頭に、アイリッシュ・フルートのジューン・マッコーマック、シボーン&リーシュハープアンサンブルの面々。まさに吟遊詩人の末裔たちが、日本各地でアイリッシュ音楽の魅力を伝播した。なかでも特筆すべきは、すっかりお馴染みになった金城学院ハープアンサンブル部とも共演を果たしたこと。海外アーティストたちが来日してコンサートを開催し、マスタークラスを実施することは一般的になってはきたが、実際にステージで共演までするような交流は珍しく、技術交流のみならず有意義な文化交流といえ、こうした試みは今後もぜひ継続してほしいものだ。
(Photo:Kinjo Gakuin Harp Ensemble)