お久しぶりです。銀座サロンの鈴木泰志です。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、体調管理の重要性が改めて見つめ直されています。
今回は、ハープの体調管理についてです。
日常のお手入れ方法って?メンテナンスはいつやればいいの?その他よく頂く質問に関してお答えします!
■日常のお手入れ
練習が終わったら弦やボディを乾いた布で拭いてあげましょう。
その際、家具用洗剤や楽器用のクリーナー・艶出し剤は使わないようにしましょう。
ハープの響板(弦が張ってある板の部分)はペダルハープで約2トンの力で引っ張られているそうです。水分や薬剤が染み込んで破損の原因になってしまいます。
肌の触れる部分には皮脂や汗が付いてしまいます。放置しているとワイヤー弦がサビてしまったり、酸化して弦を痛める原因にもなってしまいます。
布は汚れていない柔らかい物を使用しましょう。楽器用のクロスを使用する際は、艶出し剤や研磨剤が入っていないか確認してください
最後に弦に負担がかからないようにペダルがフラットに入っているか、レバーが下がっているか確認して、ホコリよけのカバーを掛けておきましょう。
■メンテナンスのタイミング
ハープのメンテナンス(全体の調整)は2年に1回を目安に行いましょう。
先ほども出ましたが、ハープは弦によって強い力がかかっています。木製のフレームは段々と曲がっていき、半音が合わなくなってしまったり、細かい部品のズレから雑音が出てきたりします。<メンテナンスに関してはコチラ>
以上、ご案内した内容は、ちょっとした意識で簡単にできることばかりです。
人間の健康診断と同様、ハープも定期的に点検を行うことが大切です。
快適な演奏を続けるためにも、日ごろのお手入れや定期的なメンテナンスを、ぜひ心がけてください。
次回よくある質問編に続きます!